#2 神楽坂芸妓組合 眞由美姐さんに聞く

毎年入場チケットがあっという間に完売してしまうほど人気の「覗いてみようお座敷遊び」。このコーナーに出演いただいているのが東京神楽坂組合(※1)の芸者さんたち。その芸妓組合組合長の眞由美姐さんに花柳界とまちのイベントへの思いを語っていただきました。

――最初にこのイベントに参加された時の印象はいかがですか?

まちの皆さんに私たちの芸事をお見せするのは、春の「神楽坂をどり」や秋の若手の会「花みずか会」など、さまざまな機会をいただいていますので、それほど心配はなかったのですが、芸妓組合長となって最初の年は始まりのご挨拶に戸惑いました。外国のお客さんのために同時通訳の方が入っていましたので、話を短く区切りながら英語訳を待って、次の言葉を発するということに慣れていなかったですね。でも、国際化というのでしょうか、外国の方に日本文化に興味をもっていただけるのはとてもよいことだと思います。

――見番の中で行われるのですね?

見番は私たちのお稽古場として日々利用しているところですが、その見番の中に一般の方をお招きしてお見せできるのも特色の一つになっています。おけいこ場ですから、劇場のように広くはありませんが、逆に近いだけに親しみが感じられる空間だと思います。

――今年の演目を教えていただけますか?

今年の出し物は、端唄「紅葉の橋」、小唄「辰巳よいとこ」、「神楽坂さわぎ」です。「神楽坂さわぎ」は、牛込箪笥区民ホールで「神楽坂をどり」の時のフィナーレで踊る「さわぎ」ではなく、いつもご指導いただいている花柳輔太朗先生と清元志津子太夫先生のオリジナル作品です。出演するのは地方が4名、立方が3名。地方は、三味線が夏栄姐さんと櫻子さん、鳴物が由みゑさんで、私が唄。地方のほうは替わりませんが、立方は毎年替わりまして今年は、桃子さん、小夏さん、㐂よ乃さんの3人が出演しますので、どうぞお楽しみに。

神楽坂楽座小

――毎年たいへん盛り上がるとお聞きしていますが?

芸事の後には、お客さんも一緒になって楽しんでいただけるお座敷でのゲーム、これが毎年大好評で、かならず盛り上がっています。「虎虎」「金毘羅船船」、それに最近の人気「お猪口くるくる」です。これは最近始めたのですが、グループごとに勝ち上がってきた勝者同士で決勝戦をします。皆さん本当に熱くなって、大盛り上がりのゲームなんですよ。

――花柳界とまちの文化についてどのようなことを期待されていますか?

神楽坂の歴史を振り返ってみますと、やはり商店街と花柳界が一緒になって一つのイベントで協力し合っていく、そういう傾向が生まれてきたことはここ10年、15年ぐらいのことではないかと思います。まちが発展していくことに花柳界が協力し、まちの人たちも日本文化や伝統芸能の良さを再発見していただける、これはうれしいことですね。「おもてなし」という言葉が世界の共通語のように使われる時代に、私たちの日頃お稽古してきた成果がお役に立てて、神楽坂のまちの魅力の一つにつながっていく、これは協力し甲斐のある内容で、感謝したい気持ちです。

※1 神楽坂の料亭組合と芸妓組合が一緒になった団体が「東京神楽坂組合」

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