#3 神楽坂商店街振興組合 横倉泰信理事長に聞く

「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」の舞台である神楽坂のまち。その神楽坂6丁目をまとめているのが、神楽坂商店街振興組合の横倉泰信理事長です。神楽坂のまちの良さやイベントへの関わりなど、熱い思いを伺いました。

――横倉理事長ご自身や所属する団体と、神楽坂の関わりをお聞かせください。

神楽坂商店街振興組合は、商業だけでなく環境を整えたり設備を考えたり安全・安心という、地域全般と関わり合いながら安定を図っている商店街であります。

――当イベントとはどのように関わられていらっしゃいますか?

神楽坂という名前の由来はお神楽から来ていて、神社のお神楽殿から音色が聞こえてくるという、もともとの下地に神社や古典芸能があります。このお祭りで、皆さんが伝承しているものを、まちの中に広げていけることがステイタスだと感じています。そもそもそうしたことが可能なのも、伝統芸能とともにあるまちだからです。江戸時代からの積み重ねで、継続している伝統や文化が、自然と根付いているからですよね。

――6丁目の商店街のご協力は、路上ライブのためにパークリュクス神楽坂前ポケットパークを借用、電源や駐車場手配などがありますが、実際にご協力くださってどのように感じましたか?

伝統や文化という土台を匠の方にやっていただいているので、自分たちは少しでもそのサポートが出来れば良いかなと。携わる匠の方も日々、芸の研鑽を積んでご苦労なされていると思いますが、それを支えるさまざまなサポートがあって初めて発表出来ると考えています。動線として赤城神社があって、スタンプラリーのルートにもしていただいて、みなさんがまちを巡る。まち全体が会場になっているから、通るだけでそこが舞台になり、新しい物語が生まれてくると思うんです。人の流れはそれぞれの神社仏閣が結びとなっていて、自然と物語の背景があるんですよ。我々が言うのはおこがましいけれども、それが神楽坂のブランドではないかと思うんです。しっかりと伝統と文化という根が張っているので、ブランドとしてあらためて耕しても本物を楽しめる。今から開拓するのとは違うんです。それが出来るのも、町の人の絆と一本筋の通った誇りがあるからこそです。

粋な黒塀ってのはガードなんですよね。中に入ると素晴らしく楽しいところなんですが、それは外には伝わっていかない。そこが良さでもあったんですけれども、この祭りをきっかけに少し扉が開いたんですよ。でも全部晒すのではなく、隠しながら奥深さを見せていくという。神楽坂って親しみやすい人懐っこさもあるけれども、ちゃんとさらっと引くところは引くという気持ち良さがある。お節介焼きたいんだけれども、最後のところで控えちゃう、それが粋なんですよね。ちゃんと人との距離を測りながら、見守っている。そういう部分をあらためて感じました。

――忙しい時代だからこそ、皆さんここに来ると、癒されると言ってくださいますよね。

今はどんどんとテクノロジーが進んでいるけれども、こういうゆったりとした古典的な音をまちの中で聞けて、心が癒されるのが神楽坂の良さで、またそんな風にお客様に満足してもらえるのが、我々のモチベーションに繋がっていると思います。最近、商店街も女性陣が頑張ってくれて、各お店もいい感じに整ってきていて。それらが上手く循環して、街に活気をもたらしていますしね。今回の祭りも含めて、四季折々の行事が整ってきているというのかな。新しいものを加えて、街が良い方向に進んでいくように、我々ももっと協力して盛り上げていきたいと思っております。

――このイベントに参加したとき、どのように感じられましたか?

とにかく素晴らしい、それが第一印象ですよね。演者の方たちの尺八やお筝などがね、「あー…、ふぅ…」って、人間の呼吸で演奏しているものだからでしょう。日本の楽器の良さはそこなんでしょうね。人の呼吸は古典の時代からずっと一緒ですから、そういう風に感じられる場所があると人は落ち着くし、そんな空間を提供出来るのが素晴らしいなと。

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